子供が進むとき

お子さんが新学期を迎えて3ヶ月が経とうとしています。

入園・入学という新しい環境はもちろんのこと、進級でのクラス替えも、始まりの時は緊張や不安や期待等様々な感情が出てきて、不安定さを感じることもあるのではないでしょうか。

我が家の子供達でも、特に次男が小さい頃は感じやすかったなぁと思い出します。

保育園に通い始めた次男は、毎日大泣きでした。

長男の時はなかった為、大泣きして私から離れない次男に、「まだ慣れないのかな」「仕事の時間が…」と不満やイライラを感じることもありました。

ある時から、次男の希望でできた決め事がありました。

まず、靴箱でバイバイする。
そして、教室に近い道路沿いにある窓でバイバイする。

それができた時は泣かなくなりました。

一度急いでいて、私が窓でのバイバイを忘れてしまったことがありました。駐車場に着いて思い出し、気になって戻り窓越しに覗いてみると、先生に抱かれて泣いていました。

その時に初めて、次男にとってこの行動はとても意味があることなんだと気づきました。次男なりに考えて、2回バイバイができたら気持ちを切り替えていたんだなと感じました。

半年ほどその日々が続いたある日、玄関でのバイバイを終えて、窓でのバイバイをしようと見ると、そこにはまっすぐ教室に入る次男の姿がありました。

初めての環境は、いつか必ず初めてではなくなります。
その環境の中でお子さんが、「こうする」と決めて行動する内には、子供なりの思いや願い、決意があるのだと思います。

だからこそ、時には見守ったり、可能な限り子供の考えを尊重したりすることが必要なのかもしれません。

その中で日々を重ねるごとに、できたことが自信に繋がり、様々なことを知り、学び、経験し、変わっていく子供の姿があります。

子供

行動には理由があります。何ができるのか、方法を一緒に考えていくお手伝いをさせていただきます。
家族療法カウンセリング(親子カウンセリング)

投稿者プロフィール

柴田桃子
柴田桃子
日々の生活の中で、小さな幸せが増えますように。沢山の笑顔が見られますように。心から願っています。

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