彼女

彼女は、いつも眉間にしわを寄せていた。

思っていること、感じていることなど一通り話をし

最後は決まって
「でも、今は仕方ないの」と
まるで自分に言い聞かせるように呟く。

 

久しぶりに会った彼女は

明るいというか
柔らかいというか
晴れているというか

いい顔をしていた。

「実はね」と
これまでのことを話してくれた。

最後は、「またね」と
笑顔を見せてくれた。

 

投稿者プロフィール

柴田桃子

日々の生活の中で、小さな幸せが増えますように。沢山の笑顔が見られますように。心から願っています。

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